「問題発見力」が未来をつくる
- HR

- 7月25日
- 読了時間: 2分

「うまくいっているから、問題はない」。
そう思っているときほど、実は“未来のチャンス”を見逃しているかもしれません。今回のテーマは、「問題発見力」。
価値創造のカギは、「まだ見えていない問題」を見つけ出す力にあります。
■ 解決よりも「発見」のほうが難しい?
多くの人は「問題解決」に意識が向きがちですが、実は一番重要なのは「問題発見」。
なぜなら、目の前の課題を解決するだけでは、過去の延長にしかならないからです。本当の価値創造は、「誰も気づいていないけれど、確かに存在している不便さ」「これから起こりそうなギャップ」に先回りすることから始まります。
■ 未来のニーズを先読みする企業たち
たとえば、NetflixはもともとDVDレンタルサービスでしたが、「DVDを借りに行くのが面倒」「見たいときにすぐ見たい」という、当時まだ明確に言語化されていなかった不満を読み取り、ストリーミングという新しい価値を打ち出しました。
同様に、Airbnbは「ホテルが高い」「地元の空気をもっと感じたい」という潜在ニーズを見抜き、宿泊のあり方そのものを再定義しました。
彼らが行っているのは、単なる課題解決ではなく、未来に生まれるであろう「新たな問題」への準備なのです。

■ 問題発見力を鍛える3つの視点
では、どうすれば「まだ見えていない問題」に気づけるようになるのでしょうか?
日常の中で、以下の3つの視点を意識してみましょう。
違和感を大切にする
「あれ?これって不便だな」「なぜこうなってるんだろう?」というモヤモヤが、問題のタネです。
“当たり前”を疑う
「こういうものだよね」と思い込んでいることの中に、改善の余地が眠っている可能性があります。
未来の変化を想像する
「このまま5年後も同じやり方でいいのか?」と問いかけてみる。社会や技術の変化を前提に考えることで、新しい問題が見えてきます。
■ 問題に気づく人が、未来の価値を生む
価値創造とは、今困っている人を助けるだけではありません。
まだ困っていない人のために、先回りすること。
それができる人こそ、時代をリードする存在になれるのです。


