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2分でわかる「構図を見る」




写真が持つ構図を理解する

 

1.主役に集中


写真のどこに主役がいるのか、

比較的はっきりしている写真たち。

主題と背景のバランスや、

どこに主題を配置しているか

など意図を感じ取り、

それをさえぎらないようにデザインしたい。


・点構図

シンプルな空間に

ぽつんと「点」を

置いたように

被写体が配置された構図。

一目見ただけで

必ずそこに目が行く、くらいに

潔い画面は

被写体に注目させるだけでなく、

空間の広さを伝えることができる。


・日の丸構図

日の丸ように

画面の中央付近に

主題が置かれた構図。

何も考えずに撮ると

陥りがちな「悪例」

とも言われるが、

伝えたいものが

ハッキリしている時には

有効である。

ただ多用すると

単調になりやすいので注意。


・フレーム構図

・窓から

・樹々の間から

・トンネルの向こう

に。

四方を囲まれた中から

奥を写す方法は、

メインの被写体を

強く印象に残すことができる。

被写体を引き立てるために、

フレーム部分は

多すぎず重たすぎない割合で。






2.シンプルライン



写真のどこかに

「ライン」が見える

写真たち。

シンプルで

スッキリした

印象を与えることができるため

扱いやすいが、

単調にならないように注意。


・シンメトリー

上下・左右で

対称になっている構図。

画面の半分が

同じ要素で構成されるため、

シンプルで整理された印象になる。

日常生活で

身近には見つかりにくい風景で、

非日常の美しさを

感じさせることができる。


・二分割構図

画面を上下左右に分割し、

シンプルで見やすい。

典型的なのは

水平線や地平線などを

活かした構図で、

遠景風景や

街のスナップで

良く使われる。

自分自身で

明確にラインを作って

構成する必要がある。


・三分割構図

画面の縦横を

三等分してできたラインを

参考にしてつくる構図。

三分割したラインを

整理して

バランスよく

空間を作ることが大事。

二分割よりも

複雑な構成ができるため

バリエーション豊かな

表現ができる。




3.動きが生まれる


放射線をつくると

ダイナミックになり、

曲線を活かすと

優しく広がる印象に。

写真のそものが持つ

「動き」を活かそう。


・曲線構図

丸みや曲線のある

被写体の造形を

取り入れたもの。

川や地形、

植物といった

自然のなかにある

曲線だけでなく、

人工的な

造形物の中にも

曲線は見つかるもの。

動き出したり

柔らかい印象に

仕上げることができる。


・放射線構図

放射線の向きを取り入れた構図。

放射線の向きが

上のときは

「雄大で開放的」に、

下向きのときは

「神秘的でドラマチック」な

印象になる。

光のラインの取り入れ方次第で、

さまざまなシーンを演出できる。


・三角形構図

三角形のラインに合わせて

構成した構図。

真上の頂点にある

末広がりの構図は、

利便性があって

安定感抜群。

建物や風景が

末広がりで

リアルに描写されるため、

ダイナミックな仕上がりになる。



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