2分でわかる「ショート動画のコンテンツ設計における6フェーズ」
リサーチ/方針策定/仕掛け方/制作/余白をつくる/効果検証
①徹底的な「リサーチ」で、仕掛けるべきコンテンツの方向性を発見する
「発明より発見」を3日かけて行う。
そこで発見すべきことは、
・対象となるトピックにおける軸となるハッシュタグ
・そのハッシュタグを構成しているコミュニティの属性
・そのコミュニティを背負っている中心人物やクリエイター
②コメント欄が掲示板化するような「方針策定」を行う
人気動画のコメント欄はスレッド化、
言い換えれば掲示板化していて、
コミュニティの意見交換が活発に行われている。
③コミュニティの文脈を踏まえ、最適な「仕掛け方」を模索する
クリエイターがシンプルに動画を作るのか。
あるいはそのコミュニティを巻き込んで、
みんなが動画をアップしやすいようにエフェクトを作るのか。
はたまた楽曲まで作り、
ダンスのような仕掛けを作るのか。
クリエイターが持つコミュニティの文脈を意識して、
目的とそれを構成するパーツをきちんと整理する必要がある。
④字コンテで「制作」をスピーディーに進める
従来のCMなら「絵コンテ」が必須だったが、
この場合は「字コンテ」で済んでしまう。
なぜならば、
ショート動画の主役はクリエイター自身であるし、
作りたい画もクリエイターが日々積み重ねてきたものだ。
そのため、
誰もがすぐに完成イメージを想像できる。
⑤コミュニティを活性化させる「余白」を残しておく
いかに会話を生むかを考え、
ガチガチに作り過ぎない「余白」というものを作る。
それによって受け手(コミュニティ)が反応し、
会話をしたり、
自分で真似して動画をアップしたり…
といった動きが生まれるように誘導していく。
TikTokにおいてエンゲージメントを高めるためには、
「ツッコミどころ」と、
みんながコメントしたくなる「余白」を作ることが非常に大切である。
⑤「効果検証」ではエンゲージメント率を確認する
動画の再生回数だけではなく、
その動画がどのくらいのエンゲージメントを発生させたのかを重視する。
一定時間内にエンゲージメントを蓄積し、
それがレコメンドエンジンに認められ、
「おすすめ」フィードに載らない限り、
その動画が今後浮上することはほとんどない。
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