自分の学びたいことは何か
我々はみな、
アマチュアだとバレるのを恐れる。
でも現代では、
アマチュアの方がプロより有利なことも多い。
アマチュアとは、
名声、
お金、
出世には目もくれず、
ひたすら愛を持って
自分の活動を追求する情熱家だ。
アマチュアは失うものがほとんどないので、
どんなことにも挑戦し、
その結果を共有する。
リスクを冒し、
実験を行い、
直感を従って行動する。
素人みたいなやり方で
何かを行なっているうちに、
新しい発見をすることもある。
「初心者の心には豊かな可能性がある。しかし、専門家の心にはほとんどない」
アマチュアは、
ミスを犯したり
みんなの前で恥をかいたりするのを恐れない。
愛の精神に浸っているから、
ほかの人がくだらないとか
まったくバカバカしいと思うようなことでも、
迷わず行う。
「創作作品というスペクトルの上では、
平凡と傑作の差は大きい。
しかしながら、
平凡も同じスペクトル上にあることは確かだ。
平凡から傑作へと一歩進んでいくことはできる。
真のギャップは”何もしない”ことと”何かする”ことのあいだにあるのだ」
その点、アマチュアは、
何も貢献しないよりは、
何か貢献する方がマシだと知っている。
確かに、
アマチュアは正式な教育を受けていないかもしれない。
でも、生涯学習しつづける。
そして、みんなの前で学習するから、
ほかの人がその失敗や成功から教訓を学び取れる。
何かに集中していて、
膨大な時間、
声に出してそのことを考え続ける、
ごくふつうの人々-それがアマチュアなのだ。
世界は急速に変化していて、
我々全員がアマチュアになりつつある。
プロでさえ、成功するためには、
アマチュア精神を持ちつづけ、
不確実性や未知のものを受け入れることが何よりも大切だ。
作品を共有する最高の方法は、
「自分の学びたいことは何か」と考え、
みんなの前で学習すると誓うこと。
それが第一歩だ。
そして、天才ではなく地才になり、
ほかの人々が共有しているものを観察し、
みんなが共有していないものに注目する。
あなたの努力で埋められる”穴”を探すわけだ。
初めはどんなに下手くそでもかまわない。
当面はお金や出世のことなんて気にしないこと。
専門家やプロになることなんて忘れて、
アマチュア精神(ハート、愛情)を全面に押し出そう。
あなたの愛するものを共有すれば、
同じもを愛する人がきっとあなたを見つけてくれるはずだ。