アイデア発想は技術である
アイデアを生み出すプロセスで、
ウォルトは自分の思考を3段階に分けた。
「空想家」「現実主義者」「批評家」である。
まず、「空想家」として独創的なアイデアを生みだそう。
限界はないから、
想像力はあなたをどこへでも連れて行く。
この段階での目標は、
できるだけ多くのアイデアを書きとめることだ。
斬新なアイデアであればあるほどいい。
「空想家」になっている間は分析的な左脳のスイッチを切っておこう。
アイデアを判定し検証することは、
創造的な右脳を阻害するからだ。
アイデアを判定し検証する機会はあとでいくらでもある。
次に、「現実主義者」として
「このアイデアを現実にするにはどうすればいいか?」という質問に答えよう。
この段階では、アイデアをそのまま採用するか、
マーケットに合わせるために修正するかを決める。
たとえ後でそのアイデアを捨てることになっても、
まずそれを現実的にするために、
どうすれば他のアイデアと組み合わせられるかを熟考する必要がある。
判定する前に、
一つ一つのアイデアにチャンスを与えよう。
最後に、「批評家」として自分のアイデアに潜んでいる欠陥を見極めよう。
なぜそれがうまくいかないのか?
このアイデアを実行すると、
どんな問題や困難が発生する可能性があるか?
最も大切なのは、
「空想家」と「現実主義者」になったあとで、
初めて自分のアイデアを判定し検証することである。
大多数の人が「空想家」の段階で自分のアイデアを判定するので、
アイデアを生み出すプロセスを阻害するだけでなく、
そのアイデアをあまりにも早く潰してしまっているのが実情だ。
たいていの場合、
アイデアは最初は奇抜に見えるかもしれないが、
少し修正したり他のアイデアと組み合わせたりするとビジネスを成功の導く可能性がある。
どんなアイデアでもいいから実行に移せばいい。
そうすれば、そのプロセスでより良いアイデアが次々に浮かんでくる。
優れたアイデアは人生経験をもとに生まれてくるから、
それを得るには積極的に実行に移すべきである。
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